概要
2023年春の統一特許制度開始によって、欧州の特許ランドスケープ情勢は歴史上もっとも大きな変化を迎えようとしています。最大25のEU加盟国で統一的な特許保護を可能にすることを目的とした単一特許及び統一特許裁判所(UPC)の導入は、欧州特許庁を通じて欧州で特許保護を求めるすべての出願人及び特許権者に影響を及ぼします。
現在、次の17の国が協定を批准しており、単一特許の開始時に参加する予定です。オーストリア、ベルギー、ブルガリア、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、イタリア、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、マルタ、オランダ、ポルトガル、スロベニア、スウェーデン。
この制度が開始されると、加盟国で現存するすべての欧州の権利は、UPC及び各国裁判所の両方の管轄権に属することになります。
「オプトアウト」オプションを選択することもでき、そのためには新制度開始前の3か月間のサンライズ期間中に申請する必要があります。オプトアウトは(移行期間を経過しても)特許の存続期間中は有効ですが、特許権者は(各国裁判所に提訴されていない場合に限り)いつでもこれを撤回することができます。
アナクアサービスでは以下のサービスを提供しています。
- 分析:オプトアウト候補のポートフォリオをレビュー用に評価します
- 検証:選択したオプトアウト候補を検証します
- オプトアウト:UPCへのオプトアウト請求を代理実行します
- 更新:AQX内のフィールドを編集します